コンセプト
Shopify App Store で「在庫」「stock」「alert」と検索すると、似たようなアプリがずらっと並びます。閾値を下回ったらメールやSlackに通知する——機能の骨格は、どれもだいたい同じです。
海外製アプリは Slack や Discord 連携が充実しています。でも日本の現場を見ると、チームの連絡は Chatwork や LINE WORKS に集まっていることが多い。在庫アラートだけ Slack に飛んでも、倉庫担当は Chatwork、経営陣は LINE WORKS、という店舗は珍しくありません。
シンプル在庫アラート は、そこを狙って作りました。在庫アラートという「あるある」機能に、日本の商習慣に合った通知先を足したアプリです。
在庫アラートアプリ、機能は似ている
在庫アラート系アプリの基本はどれも同じです。
- 在庫が一定数を下回ったら通知する
- メールやチャットツールに飛ばす
- 閾値は店舗側で設定する
差が出るのは「どこに届くか」と「日本の現場で使いやすいか」の部分です。
多くの海外アプリは、メール + Slack + Discord で十分、という前提で作られています。グローバル市場ではそれで正解です。ただ、日本の Shopify ストア——特に法人やチーム運営——では、その3つだけでは届かない人がいる。
日本の現場では、通知先が違う
Chatwork:中小チームの「いつもの場所」
ECを少人数で回しているストアや、外注の倉庫・物流パートナーと連携している店舗では、Chatwork が業務連絡のハブになっていることが多いです。
- 在庫確認の連絡
- 入荷・出荷のやりとり
- 「この商品、もうすぐ切れるよ」の共有
こうした会話がすでに Chatwork のルームで行われているなら、在庫アラートも同じルームに入ってくるのが自然です。別ツールの通知を見逃す、転記する手間がなくなります。
LINE WORKS:法人・組織向けの正式な連絡網
一方、従業員を雇用している法人ストアや、社内の情報共有を LINE WORKS に統一している企業では、Slack より LINE WORKS の方が「公式な連絡手段」になっていることがあります。
- 経営層・店舗運営・倉庫が同じトークルームで動いている
- 社外ツールより、会社が導入済みの LINE WORKS に集約したい
- 在庫の異常は、担当者個人のメールよりチームチャットで共有したい
こうした店舗にとって、LINE WORKS 非対応の在庫アラートアプリは、そもそも使いどころがないケースがあります。
シンプル在庫アラート の差別化:日本の連絡ツールに届ける
シンプル在庫アラート は、在庫アラートの基本機能に加えて、Chatwork と LINE WORKS への通知を Premium プラン以上で提供しています。
対応チャネル一覧:
チャネル | 想定する利用シーン |
|---|---|
メール | 個人の受信箱、まず試す用途(Freeプランから) |
Slack | グローバルチーム・開発系の連携 |
Discord | コミュニティ運営・小規模チーム |
Chatwork | 日本の中小チーム・外注先との連携 |
LINE WORKS | 法人の社内連絡・正式な業務通知 |
Slack / Discord も入れていますが、日本向けとして本気で入れたのは Chatwork と LINE WORKS です。
Chatwork 連携の使い方
設定は2つだけです。
- Chatwork の API トークン
- 通知を送るルーム ID
アプリの「外部連携」タブに入力して保存すれば完了です。トークンの取得方法やルーム ID の確認方法は、アプリ内にステップごとのヘルプを用意しています。
在庫が閾値を下回ると、こんなメッセージが Chatwork ルームに届きます。
[Simple Stock Ping] 在庫アラート: your-store.myshopify.com
商品: オーガニックコットンTシャツ (M / ネイビー)
現在の在庫: 3 点 (閾値: 5 点以下)
倉庫ルームに直接飛ぶので、「誰かメール見て」が不要になります。
LINE WORKS 連携の使い方
LINE WORKS は設定項目が多いです。Developer Console でのクライアントアプリ作成、サービスアカウントの発行、Bot の登録——初見だとハードルが高い。
だから シンプル在庫アラート では、設定手順をアプリ内にすべて載せたのが大きなポイントです。
- Client ID / Client Secret
- サービスアカウント ID
- PEM 秘密鍵(ファイルアップロード対応)
- Bot ID
- 通知先の Channel ID
各項目に「どこで取得するか」の手順を付けています。Bot を複数人トークルームに招待する設定など、日本の法人運用でつまずきやすいポイントも案内に含めています。
認証はサービスアカウント(JWT)方式。Access Token はアプリ側でキャッシュし、有効期限が切れたら自動更新します。秘密鍵や Client Secret の再入力なしで、継続的に通知が届く設計です。
「海外アプリ + 自作連携」より、最初から入っている方が楽
「Slack に飛ばして Zapier で Chatwork に転送する」という回避策もあります。ただ、
- 転送のたびに遅延や設定ミスが起きる
- Zapier の課金が別途かかる
- 在庫アラート専用のルーティングを自分で保守する
というコストがあります。
在庫アラートアプリの中に Chatwork / LINE WORKS が最初から入っていれば、Shopify 管理画面で閾値と通知先を設定するだけで済みます。シンプルな機能に絞っているから、設定画面も複雑になりません。
料金
プラン | 月額 | 通知 |
|---|---|---|
Free | 無料 | メール(月100通) |
Premium | $4.99 | メール + Slack + Discord + Chatwork + LINE WORKS |
Pro | $9.99 | 上記すべて + メール無制限 + 商品ごとの閾値 |
Chatwork / LINE WORKS を使いたい場合は Premium 以上。在庫アラートアプリとしては標準的な価格帯です。
こんなストアに向いている
- 倉庫・物流の連絡が Chatwork 中心
- 社内連絡を LINE WORKS に統一している法人ストア
- 海外製の在庫アプリを試したが、通知先が合わなかった
- Slack は使っているが、実務担当者は Chatwork / LINE WORKS しか見ない
まとめ
在庫アラートの Shopify アプリは、もう十分な数があります。だから シンプル在庫アラート は「在庫が減ったら通知する」以上のことを売っていません。
日本のチームが実際に使っている Chatwork と LINE WORKS に、在庫アラートを直接届ける。
それが、このアプリを作った理由です。
Shopify App Store からインストールして、まずは Free プランでメール通知を試し、チームの連絡ツールに合わせて Premium に上げる——そんな使い方を想定しています。
シンプル在庫アラート
https://apps.shopify.com/simple-stock-ping